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法律制定における閣議決定の意味とは

法律に関わる内容として、閣議決定と呼ばれる言葉がテレビなどのニュースで流される場合があります。
閣議決定とは、総理大臣を中心にした閣僚が全員一致で決定を行いう決定内容です。
一人でも否認する人がいれば、閣議決定にはなりません。
閣議決定されたと言っても、すぐに法律として成立する訳でも無いのです。
法律は、国会で成立させなければならず、閣議決定そのものには効力がありません。
なぜ、閣議決があるのでしょうか。
閣議決定は、政府の方針として国民に知らせる強い意味があります。
そのため、全ての法律内容について閣議決定で決めるのでは無く、国民の関心が高い内容について閣議決定される場合も多くあります。
国民だけへのメッセージだけでは無く、与党における各議員に対する強いメッセージ性も含まれています。
閣僚の中には、造反する人もいるかもしれません。
その様な場合は、総理大臣の任命権を使って、辞任をさせ、違った大臣を閣僚の一人とさせる場合もあるのです。
閣議決定された内容の多くは、与党に力があるため、法律として制定される場合がほとんどです。

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